[ 札幌市交通局 A830形 軌道線 ]A830形は1965年に登場した路面電車です。
ラッシュ時の輸送力を強化するため
2車体連接式になっていて札幌市電伝統の曲線と
大きな窓や豚鼻ライトが特徴的なデザインを採用しています。
ラッシュ対策にドアが大きな両開き扉になっていますが
冬の寒い時期には1枚だけ開閉可能にできるなど
北海道ならではの工夫がされていました。
A830形はその完成されたデザインのため
鉄道友の会からローレル賞を受賞しましたが、
1976年に連接式車両の運転が中止になってしまい
他の連接式車両と共に引退しています。
引退した車両の中には名鉄へ譲渡され
モ870形として美濃町線などで活躍していましたが
この路線も2005年に廃線となってしまい
現在は美濃駅に顔だけが保存されています。
1編成自体でのまとまったデザインがすばらしかっただけに
顔しか保存されなかったのは個人的に残念です…


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[ 札幌市交通局 D1040形 軌道線 ]D1040形は鉄北線の増発用として
1964年に登場した路面
気動車です。
札幌市電は路線によってはコスト削減のため
非電化になっていたので
この車両は世界でも珍しい
路面気動車として登場しています。
見た目はほとんど路面電車と違いがなく
路面気動車としてはかなり完成された車両でしたが
登場から7年後の1971年には
鉄北線が電化されたため
車齢が若いにもかかわらず引退しています。
D1040形は1両が札幌市交通資料館に保存されています。


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