[ チザルピーノ ETR610形 ]ETR610形は時速250kmで運行可能な
トンネルが完成するのに向けて
2009年に登場した高速鉄道用車両です。
イタリアのETR600形などの
第四世代のペンドリーノをベースにした
4電源対応の車体傾斜機能付き電車で
7両編成14本が導入されました。
製造はフィアットの鉄道部門を
買収したアルストムで製造されましたが製造の遅延で
全編成がそろう頃には
チザルピーノでの運行が終了していました。
チザルピーノの運行終了後は
スイス連邦鉄道とトレニタリアで
車両を7編成ずつわけあって運用を開始し
スイス連邦鉄道では不具合の多いETR470形を
置き換えるためさらに8編成が導入され
そっちはRABe503形として活躍中です。

[ ヨーロッパの鉄道図鑑 ]

[ スイスの鉄道図鑑 その1(スイス連邦鉄道) ]

[ スイスの鉄道図鑑 その2 ]
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[ チザルピーノ ETR470形 ]チザルピーノはスイス連邦鉄道と
イタリアのトレニタリアが共同出資した鉄道会社で
1993年から2009年まで
主にスイスとイタリアを結ぶ
国際列車を運行していました。
スイスのジュネーブやチューリヒと
イタリアのミラノやヴェネツィアを結ぶほか
ドイツのシュトゥットガルト発着の列車もありましたが
度重なる車両の故障や列車の遅延があったため
出資した両国の鉄道会社がやってられんとなって
2009年に運行を終了しました。
ETR470形は運行開始にあわせて
導入された高速鉄道用電車です。
イタリアで走っているATR460形など
第二世代のペンドリーノをベースにした
車体傾斜機能のついた電車で
在来線でもそれなりの速度で運行ができ
最高速度は時速200kmになります。
スイスとイタリアを走るほか
ドイツやオーストリアの保安装置や
電化方式にも対応した交直流電車で
フィアットとアルストムで
9両編成9本が導入されましたが
すこぶる故障が多く、
スイス連邦鉄道所有になった4編成も
整備コストの高さと定時運効率の低さ
(他の路線より20%ぐらい悪い)のため
2015年に引退しました。

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